前回の記事の続きです。マザーボードがダメになってしまったので、マザーボードを交換することにしました。せっかくなのでIntelではなくAMDのRyzenCPU搭載のPCにしてみます。
壊れてしまったFRONTIER製のBTOPC(以下参照)の使える部品は、使いまわすことにします。勿体ないですからね。
といっても、今回はマザーボードごと交換。メモリも今やDDR3の規格ではないので、使えるのはケース、SSDドライブ、DVDドライブ位ですね。グラフィックボードは今まで使っていたGeForce1050Tiを故障の際に手放してしまったのでグラフィックボードも新たに購入することにしました。電源ユニットは前回故障の原因切り分け用に購入した玄人志向の500W電源をそのまま使います。
購入した製品はこちら
マザーボード:ASUS PRIME B450M-A
CPU:AMD Ryzen 5 3600 BOX
メモリ:CFD販売 PC4-25600(DDR4-3200) 8GB×2枚
グラフィックボード:MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G J
CPUの付属品一式です。
マザーボードも開梱しました。
グラフィックボードも開梱。今回購入したのは「MSI Radeon RX 570」でDVI×1、HDMI×1、DP×3というインターフェイス構成です。見た目は安っぽいですが、どうせケースに入ってしまうのでいいかなと。
Ryzen3600はグラフィック機能が搭載されてないのでグラフィックボード必須です。グラボ付けたくない(付けられない)人は型番にGが記載されたグラフィック機能が搭載されたCPUを購入しましょう。
取り付け開始
中身を入れ替えるためケース両側面のパネルを取り外し、BTOPCの壊れた(と思われる)マザーボードを撤去しました。ここから新しいパーツを組み込んでいきます
早速組み立てていきます。自作PCは数年ぶりなので若干緊張しますな。
メモリはCPU寄りのスロットに取り付けたところCPUファンと干渉してしまうことが分かったので、離れた場所に8GB×2枚を取り付け。※画像は移動する前の状態です
CPUはピン折れしないよう気を付けつつ取り付け、CPUファンはCPU付属のものでも十分冷却効果が高いという評判なのでそのまま使いますが、このねじ回してマザーボード裏面のプレートと取り付けるタイプは面倒ですね。力加減もわからないし。。。この辺はCore i7についていた手で捻ってロックするタイプのほうが良かったです。
グラフィックボードはこのケースサイズにはかなり窮屈な感じですね。以前付けていたグラフィックボードでは大分空間に余裕があったのですが、底面ギリギリになってしまって、エアーが取り込めるのか、ケース用のフロントパネルやUSBケーブルがファンに巻き込まれないかとちょっと不安な感じです。
起後に温度計測してみて、冷却がいまいちだったらケースファン交換や、フロント部分のファン追加も考えてみようと思います。
この写真を撮っていて気が付いたのですが、2.5インチSSDを固定する場所が右下の側面部分に存在しましたね。動作確認が完了したらケースに固定します。
いざ電源ON!!しかし・・・
BIOSが立ち上がらない!!というよりもCPUファンも回ってないし、電源ユニットのファンも回ってない。。。
ここでうっかりミスに気が付きました。グラフィックボードに補助電源必要なタイプは初めてなので刺すの忘れてました。
改めてスイッチオーン!!あれ?
いざ電源ON!!としたがウンともスンとも言わない・・・。グラフィックボードも含め、ケーブルの抜けや刺さりが甘いところがないことを確認。
一応手持ちの別の電源ユニットに繋いでみたのですが、症状は変わりません。
ケースは使いまわしですが、中身はほぼ総入れ替えなので、もしかして初期不良?と思いつつ、グラボを外してみたり、メモリのスロットを変えてみたり、メモリを一枚だけにしてみたりと一つずつ部品を外しながら試行錯誤しながら超絶最小構成にしてみたのですが、やっぱり何の反応もなし。
マザーボードが第三世代Ryzenに対応してないのでは?という可能性すら出てきました。一応箱には「AMD RYZEN 3000 DESKTOP READY」と記載されているものを購入したのですが、ネットではBIOSアップデートしないとダメとかという記事もあり、不安が広がるばかり。そもそもBIOS起動しないのでどうやってアップデートするのか。
残るはCPU?
CPUも最初に取り付ける時にピン折れがないことは確認していたのですが、念のためPCを取り外してみることにしました。クーラーの取り付けに手こずったので、やりたくなかったのですが、このままでは起動しない。今日はSTAY HOMEで自作PCをやるんだと決めた一日が無駄になってしまう。やる気を出してCPUを取り外してピン折れがないか確認しましたが、見た感じ問題なさそう。。。
もはやギブアップ。。。と思いつつ、行き場のないCPUを元に戻してみたところ・・・なんと、ようやくマザーボードのLEDが光り始めました。接触が悪かっただけ?そんなにシビアなの??それともAMDのCPUではよくあることなのかしら??不安はあるのですが、それ以降はちゃんと動作するようになったので、とりあえず良しとします。
動いた・・・
ちなみにこの取り外し作業したとき、純正ファンのCPUグリスとCPUの圧着が強すぎて、ファンだけ外したつもりがロック状態のCPUまでバコンと外れてしまい、マザーボードを壊してしまったかと思いました・・・。
ようやくOSのインストール作業に入ることに
接続したSSDドライブは旧構成の状態で使っていたOS用のもので、Windows10が入ったままだったのですが、起動したら問題なく起動してしまいました。が、Windowsのライセンス認証は「未」の状態となっています。まぁ大幅に構成を変えたのでライセンス認証が使えなくなることは想定していたのですが、普通にOSって起動するんですね。
メモリやプロセッサは実際に搭載されているものが表示されてますが、製造元やコンピュータ名は以前のまま。Windowsのライセンス認証は未承認の状態になっていますね。
その後、事前に作成していたWindows10インストール用USBを接続してインストールを開始。
インストール作業の中で、プロダクトキーを入力する画面があるのですが、ダメもとで、本体に張り付けられているWindows7のプロダクトキーを入力してみましたが、意外にもちゃんと認証されてしまいました。一応、今回用にWindows10も必要になるはずと、購入して準備していたのですが不要だったようです。こちらはまた別のPCで使うことにします。
いまだにこのWindowsのライセンスの考え方がよくわからない・・・。
別途ライセンスを購入する必要がなかったので結果OKなのですが、PC変えてもライセンス認証って使いまわしできるということなのでしょうか?
マザーボードやグラフィックボードのドライバを最新化
マザーボードにはDVDが付属していますが、メーカーホームページから最新版をダウンロードしたほうがベターです。ユーティリティソフトで各デバイスの最新ドライバを一式持ってきてくれるので今どきのPCは便利ですね。
そういえばいつもEDIROLのオーディオインターフェイスUA-25をWindows10で使うときはメーカーサイトのドライバインストール&ひと手間必要だったのが、今回は何もせずにデバイスを認識&音が出るようになっていましたね。
せっかくなので「Cinebench」でベンチマーク測定
新PCの性能測定をしてみました。結果は以下の通り。何回か実行してみましたが、スコアは大体3500位ですね。
さらにFF15ベンチでもベンチマーク測定
FF15ベンチ測定結果です。高画質設定、解像度1920×1080で結果は「普通」でした。
さいごに
実は、昨今のコロナのせいで、急遽在宅ワークする必要もあり、WindoowPCを使えるようにしたかったという背景があります。仕事用としてはFF15ベンチするほどの性能は必要ないですし、たぶんCPUもRyzen3500位がコスパ的にもよかったのかなと思います。
趣味も兼ねているのでついつい費用を掛けてしまいましたが、今だったら用途限定としてASRockのDeskMiniで自作するのが、省スペースで環境構築できてよかったのかなーとも思います。
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