スーパーカブ(JA44)のレッグシールドをクロスカブ(JA45)のカバーセットに付け替えレッグシールドレス化する(前半:準備編)

メジャーなスーパーカブ(JA44、AA09も)のカスタムの一つであるレッグシールドの交換をやってみました。大きいレッグシールドはスーパーカブのイメージの一つですがこれを変えることでガラッと雰囲気が変わるので挑戦してみてはいかがでしょうか。

レッグシールドを交換する理由

純正のレッグシールドも全然好きですが、以下の2つの理由でレッグシールドを交換することにしました。一番の理由は一つ目のポチの部分ですかね。

・ブレーキを踏むときにレッグシールドに靴が引っ掛かる。
・見た目が若干野暮ったい

ネットで調べると、ハンターカブ(JA45)のカバーセットがほぼポン付けで付けられるようなので、これはぜひやってみようと思ったわけです。

参考にしたサイト

主に以下の二つのサイトを参考にさせていただきました。とても参考になるサイトです、ありがとうございます。

・全体の見た目の参考(ホンダドリーム八王子)
https://www.honda-bite.jp/247

・カバーセットの加工、部品の参考(SカブからSカブ化への手順忘備録)
https://imp.webike.net/diary/193350/

 

購入した部品

パーツの購入は品番を調べて、「ウェビック【Webike】」で購入しました。型番でググると出てきます。また、モノタロウもヒットするのですが、パーツの購入が法人名義でないとダメなので利用しませんでした。

交換時に必ず必要になる部品:

以下は、スーパーカブのレッグシールドをクロスカブのカバーセットに取り換える際に必ず必要になる部品です。型番は間違いないと思いますが、念のためパーツカタログなどでご確認ください。

カバーセットL:81140-K88-BOOZA ※
カバーセットR:81130-K88-BOOZA ※
メインパイプカバー:81135-K88-BOOZC
スクリュー サイドカバー:90103-K88-L20
ナット クリップ 6mm:90305-GK8-000

カバー系の色設定ありの部品は、末尾ZAやZCで色違いの部品になります。カバーセットL/Rの末尾ZCはイエローになるのでご注意を。センターカバーはZCでクラシックホワイトになります。ややこしい。。。

クロスカブ用のカバーセット、メインパイプカバーのクラシックホワイトです。一部加工することでスーパーカブにも取付可能とのこと。

「ナット クリップ 6mm」は左右のカバーとセンターのカバーをひとまとめにするために必要となる部品で、これを仕込み忘れて組み立ててしまうと、全バラシが必要になるので、注意です。ここを止める「スクリュー サイドカバー」はスーパーカブの工具入れの部分と同じ型番の部品となります。※私は後で部品の不足に気が付いたので、工具入れの部分のねじを移植しました。

「ナット クリップ 6mm:90305-GK8-000」は左右のカバーセットとメインパイプのカバーをつなぐための部品。これを入れずに組み立ててしまうと全バラシが必要になるので注意

シュラウドを付ける場合に必要となる部品:

シュラウドL:64501-K88-BOO
シュラウドR:64401-K88-BOO
ホンダ純正 スクリュー タッピング 5×12(4個): 93903-25210

「シュラウド」は以下の部品のことです。クロスカブの写真を見てもらえればどこに付く部品なのか、わかると思います。特に必要ない人は購入不要。

クロスカブ用のシュラウド。左右で型番はもちろん違います。

取り付ける際にはタッピングねじ4本が別途必要になります。元のスーパーカブのレッグシールドを取り外した際に流用できる部品もないので準備しておく必要があります。また、カバーセットを先にバイク本体に取り付け、後でシュラウドだけ後付けしようにも工具が入らないのでご注意を。あとから付ければいいやーって思っていると結構面倒なことになると思います。またタッピングねじの型番は4本セットではなく、1本毎の部品なので注意。※写真は4つの袋を開封してひとまとめにしたものです。

シュラウドをカバーセットに固定するためのタッピングネジです。4本必要になります。

作業計画を立てる

クロスカブ(JA45)のカバーセットが、スーパーカブ(JA44)に「ほぼポン付け」できるとのことですが、ハンドルを切った際に、フロントフォークと干渉する部分が出てくるので確認したうえで加工します。
他のサイトでもいろいろ紹介されているのですが、具体的にどこが干渉するのか、どこまで干渉する部分をカットしなければいけないのかが、詳細に紹介されているものがなかったので、記事として残しておこうと思います。今後同じ作業をする方の参考になれば何よりです。

1.まずは現物合わせ

スーパーカブのレッグシールドを取り外し(取り外し方法はいろんなサイトで公開されているので割愛)た後、実際にクロスカブのカバーセットを仮止めして、フロントフォークにどれくらい干渉するのか確認します。

未加工のカバーセットをボルトで仮締めして、ハンドルを切りながら、フロントフォークと干渉する部分を探ります。以下の写真はちょっとハンドルを切った状態なのですが結構ぶつかりますね。。。これは思った以上に切らないとダメかもしれんね。。。

クロスカブのカバーセットを仮止め。

一旦、ネットで見た加工後の写真を参考に、大体のカットする部分を決めて、マスキングテープでカットするラインを決めておきます。※マスキングテープ外の部分がカットする予定の部分です。

こちらがマスキング前:クロスカブのカバーセット(カット前)

マスキング後:
クロスカブのカバーセットでフロントフォークに干渉する部分をカットするため、おおよその目安を立てます

さて、この干渉する部分を何を使ってカットするか。。。プラ用の鋸は早く切れそうだけど、まっすぐ切れなかったら怖いのでパス。ニッパーは残したい部分にヒビや塗装割れが起きそうなのでパス。この部品自体は比較的柔らかいのでカッターで削いでいくこともできそうだけど、あまり工作は器用じゃないのでパス。。。で、最終的に「やすりで削る」を選択しました。私の器用さレベル的にはこれが最適解だったと思います。

カバーセットを削るための鑢(ヤスリ)

100番台の鑢(やすり)でかなりのスピードでカットできます。角材に巻き付けているのはまっすぐに削っていくためのものです。大体10分くらいで左右のカバーセットのプレカットが完了しました。

クロスカブのカバーセット(カット後)

クロスカブのカバーセット(カット後)

断面は荒いですが、仕上げはまた現物で合わせて問題ないことを確認してからヤスリの番手を挙げてきれいにしていきます。

続きは後編で

部品の確認や調達の説明だけで、だいぶ長い記事になってしまったので、ここまでを全編として、組み立ては後編の別記事としてアップします。全編は順調でしたが、後編はネットでの事前調査以外のことがいろいろと起きてなかなか大変でした。。。近日中にアップします。

不明な点とかあればコメントでお願いします。また、2022年に発売された新型(JA59)も該当部分の周辺は変更が無いように見えるので同じようなことが出来るかもしれないですね。

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