今からちょうど十年くらい前でしょうか。まだまだ独身で、もちろん子供も居ない自由な時代。株に興味を持ってしまい、いい感じに勉強代をお支払いした記録です。
とりあえずやってみようくらいのノリ
2006年ごろ、へなちょこJavaプログラマの仕事も始めてから3~4年が経ち、調子にのって仕事にも少しずつ慣れてれてきたとこでした。当時流行っていたテキストサイトを色々読み漁っていたんだけど、 ある管理者さんが株(日本株)の投資の記録を付けているのを見て、これは面白そうだと思ったことがきっかけです。
さすがにいきなり株を買うほど無謀なことはしませんでした。 とはいってもガッツリ勉強したわけでもなかったです。 ネットでパラパラと調べて(10分程度)、なんとなくSBI証券にしました。 そこはよく調べてからやるべき。というのも間違ってないのですが、証券会社の各社にどんな差があるのか、その差は自分にどう関係するのか まったくわからないので、無駄に時間を使うよりはやってみたほうが良いのかなという安易な判断です。 多少負けてしまっても勉強代だなーなんて思ってました。当時死ぬほど残業していてすごいお金を持っていた気がします。今となっては羨ましいw
証券会社に口座作る申請が通る間、2~3週間位はあったと思いますが、その間に株取引に関する本を2冊買いました。1冊はサルでも30分でもわかる的なタイトル。2冊目はSBI証券の取引操作に関するマニュアル本です。2冊目のほうは完全に無駄でした。ネット証券サイトの操作についてはヘルプやチュートリアルで十分に情報があります。今ならさらに個人のブログでも細かく解説しているところがあるのでまったく必要ないですね。何より本の場合、発行時点での操作方法や画面レイアウトが結構変わってしまったら意味がないですからね。 パラパラと数ページ読んで封印することにしました。
50万を元に取引を始めてみる
最初に割安株というのに手を出しました。 本、ネットで見た情報を元に、ゴールデンクロスや移動平均線なんかをそれっぽく見て なんとなーくの判断をしていた気がします。一応、業種がかぶらない程度のリスク分散は気にしていましたね。 さすがに全額掛けるのは怖かったので半分の25万位で買える銘柄を選定し購入しました。
ちょっとだけ増える
いわゆるビギナーズラックだったのでしょうか。1~2週間で1万位増えました。 というよりは誰がどんな銘柄を買っても勝つ局面だったんだと思います。 まぁその流れに乗る運のよさも必要なんだとは思いますが。。。 「俺には才能があるんじゃないか」 と、いい気になってしまったのが完全にアウトです。
調子に乗って得意技「高値掴み」
最初は買った本にあった通り「東京証券取引」を選択せよ。を守っていたのですが、自分に手が届く金額の銘柄が少なかったことと、いきなり1万ほど利益がでたため、変な自信がついてしまったんでしょう。。。ジャスダックも銘柄選定に含めるようになりました。んで、いろんな指標を無視して当時日々ぐんぐん株価を上昇させていた「アストマックス」を購入しました。 結構な額をまるっと掛けてしまいましたね。うふふ。
購入したタイミングが絶頂期で、その後は日々見る見ると株価は下落していきました。まさに仕事は手につかず、タバコやトイレに行くたびに、震える手で携帯開いて株価をチェックしていました。冗談じゃなくw。それでも 「いや!!今一瞬下がっているだけだ」と、ずーっと損切りも出来ずだめな人の典型を貫いていきました。
正確な金額は忘れちゃいましたが、購入時の株価は130,000円、売却時は20,000円くらいだったと思います。勢いでそのほか保有していた株も軒並み売却し、結果的には種が半分(50万⇒25万)くらいになってましたね。その後SBI証券には怖くて近づくことはしばらく無かったですw
振り返ってみると
今になれば、あのときの判断が間違っていたと解ります。 そりゃー誰だって言えます。 でも未来のことは誰も分からない。頭の良い人たちが先行き考えて予想しても読めない世界なので、高卒のど素人がどうやっても読めるわけが無い世界なんだよね。ただ、「なるべく負けないやり方」っていうのは考えられるんじゃないかなと、高い勉強代払って気が付いたような気がします。
あと、当時彼女(現在嫁)には怖くて言えなかった。今でも内緒。