完全なる趣味の記事になりますが、BOSSのギターエフェクター「GT-1」を衝動買いしたので、使い勝手をレビューします。
最後にお客さんの前で演奏したのは、遥か10年以上も前のことになってしまいますが。。。
管理人の全盛期?時代の機材
機材車を使って活動していた時期はラック式エフェクターを組んで(Roland GP-100+FC-200)遊んでいました。が、がっつり音楽活動することから遠ざかり、もちょっとカジュアルに音楽を楽しもうと、電車移動することになってからはエフェクターをLine6のPodXtに切り替えました。それでも重たいエフェクターボードを担ぐか、ガラガラとカートを押して移動するような機材構成でした。
自宅で気楽に楽しむ機材探し
その後もちょろちょろと趣味でギターを弾き続けているのですが、自宅で弾くのにMIDIのフットコントローラーとエフェクターという構成はなんだか過剰すぎるなーと思い、機材構成を見直してみようと情報収集していたところ、BOSSからGT-1というステキなのが出てるじゃないですか!!ということで、ほぼ衝動買いでポチりました。
自宅でのセッティングについて
現在の接続構成は「ギター」 ⇒ 「GT-1」 ⇒ 「モニタースピーカ(SMS-1P)」となっています。ギターアンプも持っているのですが部屋に置くと狭くなるのでDTM用のスピーカーと併用しています。SMS-1P(生産終了品)は入力チャンネルが2系統あるので便利です。OUTPUTの機材に合せてGT-1の出力設定を変更するのを忘れ無いようにしましょう。ちなみに構成の場合には「LINE/PHONES」を選択します。※間違っていると音が酷いので気が付くと思います。
(SONY SMS-1Pは入力も2系統あり、今でも名機ですぜ)
GT-1の良いところ
音色だとか、操作感とかは専門のサイトや動画の方で確認してもらえればよいかと思います。それにしても2万切る値段で「GTシリーズの音質」「ペダルが付いてる」「PCと連携できる」「ルーパーが付いてる」といった十分すぎる一台になっています。
GT-1を使う上で割り切るところ
ただし!!以下の点については割りきりが必要ですので、購入を検討している方はご注意を
・パッチ切り替えは上下移動のみ。特定のパッチに直接アクセスすることは出来ない。よってライブで使う場合は注意(曲の構成に合わせて+1UP移動だけで切り替えできるようにしておく等)
・裏面はプラスチック感があり安っぽい(軽くすることとのトレードオフなので止む無しか)
・画面・スイッチがマブシイ(人によってはカッコいいと感じるかも)
ちょっと気が利いた使い方!?
最後に。INPUTジャックがスイッチのON/OFFになっているため、据え置きで使う際にイチイチINPUTのケーブル抜いたりアダプター抜いたりするの不便じゃね!?って問題は以下の用に接続することで解消しています。スタジオで使う際にはINPUTジャックでON/OFFはすごい便利な仕組みだと思います。
(画像が分かりにくくなってしまいましたが、コンセントのスイッチでGT-1の電源ON/OFFできるようにしています)
PCと連携でエディットがグラフィカルに
GT-1単体でももちろんパッチの音色設定が可能ですが、携帯性が高いコンパクトなボディの反面、液晶画面が小さかったり、コントロールできるボタンやノブが少なく、一つ一つに複数の機能が割り当てられていたりと、ちょっと使い難いなというところはあります。だがしかしですよ!!この悩みを解消するのがPCとUSB接続してPC上でパッチのエディットができる「BOSS TONE STUDIO」です。PCの画面の大きさによる表現力、慣れ親しんだキーボード&マウス操作は快適です。なので基本は「BOSS TONE STUDIO」でがっつりセッティングして、スタジオやライブハウスではGT-1単体でポチポチ微調整のセッティングする。といった使い方が良いのではないでしょうか。また、私はまだ全然使いこなせてないですが、有名なアーティストのデザインしたパッチなんかもダウンロード出来るらしいですよ。
私はレッツノートCF-SX1にUSB接続して「BOSS TONE STUDIO」を利用しているのですが、時々ソフトウェアからGT-1が操作できなくなることがあります。そんな時はPCとGT-1それぞれ再起動することで戻るのですが・・・。バグなんですかね。なんか不安定かも。
オーディオインターフェース機能搭載
これは購入前には知らなかったのですが、PCとUSB接続することでGT-1を「オーディオインターフェース」として使用することができます。もしオーディオインターフェースはまだ持ってないという人にはかなり魅力的ではないでしょうか。入力はギター用のINPUTが一つ、外部入力(AUX IN)が一つ。出力はモノラルでL、Rと、PHONESが一つ。DAWで外部音源を取り込みつつギターを録音したりなんて、これだけあれば十分なのでは?という気がします。
唯一の問題は、GT-1をオーディオインターフェースとして利用する場合に、足元に置くのか(ヘッドホン接続やボリューム調整が遠くなる)、机の上に置くのか(足でパッチ切り替え操作が出来なくなる)悩ましすぎるところです。
追記:新製品「GT-1000」が発売されます!!(2018/2/11)
2018年4月にBOSSのマルチエフェクターGT-1000なるものが発売されるようです。GT-100の後継機種にあたるのかしら?最近のGTシリーズの型番の付け方が良く分かりません。バンク切り替えがあり、MIDIにも対応していたり、ライブに使うのにはこっちの方が良さそうですね。重さはカタログスペックでは3.6キロと記載されているので今回の記事にしたGT-1(1.3キロ)の3倍弱程になりますが(笑)
■Roland GT-1000
http://www.boss.info/jp/products/gt-1000/