2016年11月に発売したAndroidスマートフォンXperiaXZを愛用しています。手帳型ケースは山ほどあるのですが、電源連動出来ない物がたくさんあるのが残念です。が、非対応のケースもDIYでちょっと加工すれば電源連動型にできるんすよ。
家電量販店やネットショップには大量にスマホケースがありますが、画面の開閉に合わせて電源連動するタイプの手帳型ケースが意外に少なくて困りました。電源連動タイプもあるにはあるけどケース自体のデザインが気に入らなかったり。
画面をパタンと閉じたら勝手にスリープしているというのが手帳型ケースの良いところです。というか、そのために私は手帳型選んだので。
ということで、電源連動ナシのケースをちょっと弄って電源連動対応型にしてみました。
まずは磁石(マグネット)を手に入れる
私は古くて使わなくなった古いタブレット(MemoPad 7)のケースをバラシまして磁石を手に入れました。
取り出すときは、ドライバーとかで探るとどのあたりに埋まっているのかわかります。
位置を確認したらカッター等で取り出します。※ここから写真撮るの忘れてました・・・
フェルト生地の下に薄型のボタン型電池のような磁石が入っています。
この磁石ですが、通常の磁石と異なり向きがあるようで一方向にだけ強い磁力を持っています。
コレのおかげで外部(スマホの画面じゃない方)に対して磁気を撒き散らす事がなくなるので、一緒に持ち歩く磁気カード駄目にする危険性もグッと減るのではないでしょうか。
もし流用できる磁石が無い場合には、100均とかでも小さくて強力な磁石が手に入ります。
但し、上記のような指向性の有無が分かりませんし、そこそこ磁力が強くないとスマホのセンサーに反応しないので、買って使えなくても泣かないこと。
100均で売られているシート状のマグネットやホワイトボード用でも試してみましたが、シート状のものはすべて反応せず「×」でした。ちょっと磁力が強めなネオジムマグネットシートも買ってみたけど全く反応ナシでした。シートタイプは多分駄目だと思います。コレでも相当強いほうだと思いますが。。。
可能であれば今回のように流用できるものを使ったほうが確実です。投売りされているケースを部品取り用に買っても良いかも。
スリープ機能のセンサーはどこにあるか
XperiaXZの場合、スリープ機能のセンサーはこの辺にあります(赤丸部分)
ケースを閉じたときに、この場所に磁石が来るように場所をよく確認しましょう。
指向性がある磁石を使うときは向きが逆になっていないか注意です。
マスキングテープで仮止めして、ちゃんとスリープが機能するか確認しておくと、固定した後も安心ですな。
磁石を固定する
やり方はいろいろあります。センスがある方は磁石がきっちりはまるようにケース側に穴を開けたり、生地に切り込みを入れて差し込んだり。。。
見た目にも拘りたいところですが私の場合は。。。
どどーん
面倒なので上からただ貼り付けました。
色が違うのは移植元のタブレットのケースのフェルト生地をそのまま流用しているからです。
かっこ悪いですけど、ちゃんと電源連動は機能しますよ。
電源連動ON/OFFはやっぱり便利
閉じたらスリープ。開いたらオン(指紋認証画面で待ちうけ)となるので物理の電源ボタンを使うことが殆どなくなります。
電源ボタンは壊れやすそうな部分なので、使用頻度が下がる事で、本体の長持ちにも貢献しそうですね。
おまけ:勘違いしてたこと
XperiaXZの[設定]-[画面設定]-[カバーの選択]を開くと以下のような画面になります。
この記事を書くまで、磁石による電源ON/OFF連動させる際には「フリップカバー」を選択する必要があると思いましたが、全く関係なかったです。「その他」でも普通に電源ON/OFFが機能します。
上記の2つを選択すると不要なバックグラウンドプロセスとかありそうなので私は「その他」を選択しています。
おわりに
XperiaXZ向けの記事ですが、ほかのスマホでも同じ方法で手帳型スマホケースを電源ON/OFF連動させることが出来るかと思います。あ、ちなみにiPhoneは意外にもマグネットによる電源ON/OFF(オートスリープ)には対応してないのでご注意くださいませ。訂正です!! iPhoneXからオートスリープ機能に対応しています。残念ながら実機がないのでセンサーの位置は確認できてません。iPadは対応してます(磁石が2つ必要)
この記事を参考に磁石を仕込もうとしている方に一点。
磁石を仕込んだスマホ&ケースをバッグの中に放り込むと、一緒に持ち歩いている磁気カード等が駄目になる可能性があるので注意が必要です。
心配な場合には磁石を使用せず「照度・接近センサー」を利用して電源ON/OFFを実現するアプリもあるので、そちらを利用するのもありだと思います。ご検討くださいませ。
※スマホ本体が磁石による電源ON/OFF(スリープ機能)に対応していないと無理なので、お持ちの機種が対応しているか事前に良く調べてからにしましょう。
2020/01/05 追記:スリープ機能専用マグネットを使ってみた。
以下のスリープ用のマグネットを実際に購入して使ってみました。サイズは5mm、8mmと2種類ありますが、購入したのは8mmのタイプです。
上の記事で記載したMemoPad 7のケースから取り出したマグネットとほぼ同じくらいのサイズ感でした。8mmがタブレット用、5mmだとスマホ用になるような感じでしょうか。磁力はかなり強いです。
ケースの内側が黒なので色も黒を選択しました。両面テープが付属しているので、センサーの場所に合わせてマグネットを取り付けるだけ。ちゃんとカバーを閉じると電源が自動的にOFFになります。
自分で切り貼りしたのと違って綺麗な仕上がりです(笑)
追記:接近センサーアプリによる電源ON/OFFのデメリット
お試しでアプリ(スリープアプリ)による電源ON/OFFを試してみました。
ほぼマグネットと同じような使い心地なのですが、以下の2点が使っていて気になったところです。
・気をつけないと手帳オープン状態で勝手に画面がONになる
手元にスマホを置いてPC作業をしたり本を読んだりする際に、手の影?に反応して勝手に電源がONになってしまうことがあります。
また手帳オープン状態で持ちあるくとこれまた勝手に電源が入ってしまいます。
・バッテリーの減りが早い(気がする)
上記の影響からなのかアプリが監視状態で常駐するせいなのか、明らかにバッテリーの減りが早いです。
体感で10%~20%増しといった感じでしょうか。
バッテリー切れ対策としてコチラの記事もおススメです。
何でもっと早くこの記事を読まなかったのか?悩みが一気に解消され、思わず笑ってしまいました。アプリ入れても不都合で、対応ケース必死に探したり…カード入れを通じて簡単に磁石を入れる事が出来ました。ありがとうございました☺️
コメントありがとうございます!!お役に立てて何よりです。